技術翻訳とは、具体的にはどのような翻訳のことなのでしょう?ここでは、普通の翻訳と技術翻訳との違い、技術翻訳で依頼できる内容などについて詳しく解説します。
まずは、翻訳と技術翻訳の違いを確認しましょう。
翻訳とは、特定の言語による文章等を、別の言語の文章等に置き換えること。たとえば、英語の文章を、同じ意味を維持させながら日本語の文章へ置き換えたり、日本語の文章を、同じ意味を維持させながらドイツ語の文章へ置き換えたりすることを、広く翻訳と呼びます。
技術翻訳とは、特定の専門知識を伴う文章等を、別の言語の文章等に置き換えること。たとえば、IT技術の専門知識が伴う英語の文章を、同じ意味を維持させながら、かつ適切な専門用語を使いながら日本語の文章へと置き換えることを技術翻訳と呼びます。
技術翻訳会社に依頼できる内容について、大きく2つに分けて理解しておきましょう。
「一定の専門知識」に基づいた「適切な翻訳」を依頼することができます。
「一定の専門知識」とは、翻訳する分野に関する一般レベル以上の知識のこと。専門書で勉強してインプットした知識、または1年程度の実務経験を通じた専門知識、などをイメージしてください。
また「適切な翻訳」とは、その分野の専門用語を使ったスムーズな翻訳のこと。専門家が翻訳後の文章を読んでも、特に違和感なく読了できる滑らかな翻訳を言います。
「高度な専門知識」に基づいた「適切な翻訳」を依頼することができます。
「高度な専門知識」とは、翻訳する分野に関する極めて高い知識のこと。専門書でインプットした知識に加え2年以上の実務経験を要求される専門知識、といったイメージです。
また「適切な翻訳」とは、上記と同様、その分野の専門用語を使ったスムーズな翻訳のこと。ただし上記に比べると、より高度で適切な専門用語に対応が可能となります。
以上、翻訳と技術翻訳の違い、および技術翻訳で依頼できる内容について確認しました。
単なる言葉の翻訳とは異なり、特定分野の専門知識・専門用語を伴った翻訳のことを技術翻訳と呼ぶ、と理解しておきましょう。
なお以下では、当サイトがおすすめする技術翻訳会社をまとめてご紹介しています。技術翻訳会社の利用を検討している企業担当者の方は、ぜひチェックしてみてください。
ここでは、専門性が高い技術翻訳を依頼できる信頼性の高い会社として、下記4つの条件(比較表下に記載)に合致した3社を紹介。それぞれの強みや得意分野・専門分野についても解説していますので、是非チェックしてみてください。
※2021年6月調査時点
実務経験豊富な技術者、研究者、博士号、修士号取得者が翻訳
翻訳サービスの国際規格である「ISO 17100:2015」を取得
博士号、学位を持つ多数の翻訳者が対応