ヨーロッパのゲルマン系言語のひとつであるドイツ語。公用語としては、ドイツだけでなく、オーストリアやスイス、ルクセンブルク、ベルギー、リヒテンシュタインで使われ、母国語として約1億人もの人が使用している言語です。
こちらではドイツ語の技術翻訳をする際に気を付けたいポイントを紹介していきます。
メルセデス・ベンツ、BMW、アウディといった自動車産業や、シーメンス、ミーレ、ボッシュなど工業産業において優れた技術を持ち世界に発信しているドイツ。
その技術は日本でも高い評価を得て輸入されています。そのため家電メーカーの取扱説明書の翻訳や工作機械メーカーの技術書翻訳、ドイツの業者と契約する際の法的文章など、専門用語の翻訳ニーズが常に必要とされています。
その一方で日本の医療現場でドイツ語を使うイメージが強いかと思いますが、現在は英語や日本語のほうが主流となっているため、医療の世界でのドイツ語ニーズは低下しています。
ドイツ語は格変化が多いのが特徴です。主格・属格・与格・体格という4つの格がベースですが、さらに一人称、二人称、三人称(男性・女性・中性・敬称)によって、人称代名詞や動詞、形容詞などの冠詞や語尾が変化します。
さらに不規則動詞は、主語の語尾変化だけでなく、語幹も変化するなどもあり、ドイツ語は難しい言語のひとつだと言われています。
ドイツ語で興味深いのが、複数の名刺をつなげて新しい単語を作ることで、これを「複合語」と言います。
例えば「Eingangsturschloss」という単語は、下記の3つの単語の複合語です。
「 Eingang:入口」「 Tur:ドア」「 Schloss:鍵」
これで入口のドアの鍵という意味が一つの単語で表現されているのです。
日本も造語など新しい単語が常用化しやすい国なので、そういう意味では親しみやすいですね。
ドイツ語の翻訳を外注する際は、ドイツ語特有の文法や産業・工業技術用語に精通したドイツ語翻訳者が在籍する会社に依頼しましょう。翻訳内容によっては、特許や法律分野の知識が深く実績があるかを確認した方がいいでしょう。
最終的な仕上がり書類や論文のダブルチェック・ネイティブチェックが行われるかも確認してください。
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