日本ではロシア語についてあまり馴染みがないという人の方が多いかと思いますが、実はヨーロッパでは最も母国語として使用している人が多い言語だと言われています。そんなロシア語の特徴や、ロシア語の技術翻訳を外注する際の注意点などについてまとめました。
ヨーロッパの中で最も母国語者が多いと言われているロシア語。国際連合では英語・フランス語・中国語・スペイン語・アラビア語と並ぶ6つの公用語のひとつとなっていて、世界で4番目に多く使われている言語なのです。
日本では馴染みがなく、専門の大学へ行くなど自身で積極的に勉強しようとしない限り接する機会はほぼないでしょう。ただし世界中を見ると使用している人が多い言語であるため、ビジネスや交流の場でもロシア語が使用される機会は増えていくかもしれません。
ロシア語アルファベットはキリル文字を使用して表記され、33の文字があります。基本的に「子音+母音」の組み合わせで文字が作られます。ローマ字読みができるものが多いですが、日本語にない発音や発音しない文字もあるので文章を読むときには注意が必要です。
ロシア語の名刺には、3つの性があります。男性形・女性形・中性形に区別されていて、主語の性に合わせて名詞を格変化させます。
男性形は語尾が「Й,Ь」で終わるもの、女性形は語尾が「А,Я」で終わるもの、中性形は語尾が「О,Ё」で終わるものとされています。
ロシア語の動詞のタイプは2つ。「完了体」は動作の完了を表していて、「不完了体」は進行中の動作や反復的動作を表します。例えば「言う」という単語では、「言う」「言い終える」は完了体と呼ばれ、「言っている」「何度も繰り返し言っている」ことは不完了体と呼ばれます。
英語にも完了体自体は存在していますが、ロシア語ではさらに細かく区分されています。
ロシア語はとても複雑な言語です。日本語原稿「A4用紙・1枚」をロシア語に翻訳すると、同じように「A4用紙・1枚」には収まりません。ロシア語は状況説明のために多くの単語を使用するので、文字数が多くなりがちです。
また、ロシア語はロシアだけでなく旧ソ連からの独立に伴う他の国々で使用されています。各国の国語に起因する癖があったり、地域によって微妙な言語の違いがあったりするところもロシア語の難しさのひとつです。ロシア語の技術翻訳を外注する際は、ロシア語の文法に精通したプロにネイティブチェックしてもらった方がよいでしょう。
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