フランス語はただでさえ難解と言われる言語。それが技術翻訳ともなれば、さらに一段上の言語能力が問われることになります。フランス語の技術翻訳においては、どんなことに気を付ければよいのでしょうか。
フランス語の特徴に、英語と比べて語彙数が少ない点が挙げられます。一見英語よりもシンプルなのかと思いきや、単語の数が少ないぶん一つの単語にいろいろな意味が含まれているため、文章の中でその言葉がどのような意味で使われているのかを的確に把握しないと、意味が分からなくなってしまいます。これがフランス語が日本語に訳しづらいと言われている原因の一つなのです。 また、単語にも抽象的な意味のものが多いので、それをどううまく翻訳するかは、スキルが問われる部分でもあります。
フランスではジャパンカルチャーの人気が高まっていることもあり、日本語からフランス語への翻訳のニーズも非常に高まっています。一方で、フランス人で日本に興味を持ち、日本向けに発信をしていく人も増えています。そうした中で、フランス語から日本語への翻訳は徐々にニーズが高まっていると言えるでしょう。
フランス語には全ての単語に性がある、主語が無生物であることが多い、抽象名詞と無生物が合体した単語があるなど、日本語への翻訳に関しては、非常に癖のある言語だと言えます。フランス語の技術翻訳を依頼するのであれば、こうしたノウハウや言語のクセなどを、適切に把握している業者への外注が大事なポイントとなります。
特に技術論文に関して言えば、通常のジャパンカルチャーに関するもの以上に、専門的な用語が各所にちりばめられることになります。そうした難解な言語をしっかりと読み解き、日本語のニュアンスに合わせて翻訳してくれるような会社であれば、信頼して仕事を任せられるのではないでしょうか。
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※2021年6月調査時点
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