アラビア語の技術翻訳を依頼するのであれば、重要なポイントがいくつかあります。それらを紹介していきます。
アラビア語は、日本語や英語、スペイン語、中国語などと違い、日本ではほとんど目にすることがありません。そのため非常にマイナーな言語のように思われるかもしれませんが、世界では実に2億3000万人以上の人が使っており、世界でも5番目に話者の多い言語となっています。話者が多いということは、それだけニーズも高くなる、というわけです。
アラビア語にはそれぞれに方言があり、場所によっては同じアラビア語同士でも意味を理解できない、というケースがあります。ただ、これは「アーンミーヤ」と呼ばれる口語のケースであり、それとは別に「フスハー」と呼ばれる正規のアラビア語が存在します。フスハーは「文語」と位置づけられる共通言語であり、公的な文書、公的な場での対話などで用いられます。
ただし、一般生活でフスハーが使われることはほとんどありません。また、アラビア語は日本語や英語などの言葉と違い、文章にするときは右から左に書いていくのも特徴です。
日本語からアラビア語へ翻訳する際の注意点の1つに、エクセルファイルによるトラブルが挙げられます。日本語版のエクセルソフトでは、アラビア語の語順が逆になってしまうといった現象や、同じセルにアラビア語と英語が一緒に入力されている場合、そのセルを編集できないといった問題が発生しています。
2つ目の注意点は、他言語の印刷物などから翻訳を行う場合のレイアウトです。技術翻訳の場合、基本的には「フスハー」での翻訳を依頼することになるでしょう。その際注意しなければいけないのが、アラビア語は他の言語と違って右から左に書くため、そのまま翻訳してしまうとレイアウトにまで大きな影響を与えてしまう可能性があるという点です。そのため翻訳を依頼する際は、アラビア語の特徴や注意点などを頭に入れておくと、トラブルを事前に回避できるでしょう。
ここでは、専門性が高い技術翻訳を依頼できる信頼性の高い会社として、下記4つの条件(比較表下に記載)に合致した3社を紹介。それぞれの強みや得意分野・専門分野についても解説していますので、是非チェックしてみてください。
※2021年6月調査時点
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