韓国語の技術翻訳については、韓国独自の言語である韓国語を使用するため、英語をはじめとする他言語とは大きな違いがあることを知っておきましょう。「ハングル」と呼ばれる文字の理解や、韓国語論文の特徴、構成について正しく認識しておくことが重要になります。
大韓民国、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)では、「韓国語」が公用語となっています。その他の国や地域でも一部韓国語を使用しているところもありますが、大多数は韓国及び北朝鮮内で使用されている言語だと言えます。
韓国語の表記には「ハングル」と呼ばれる独特な文字を使用します。ハングルは文字パターンが多く、同音異義語が多いという特徴があります。また、日本のカタカナと同じように、外来語についてもハングル文字で表記されます。
論文に限らず韓国語の特徴として挙げられるのが、韓国語は動詞を中心に文章を形成するという点です。日本語の場合は、名詞を中心に文章が構築されているため、その違いを読み取るのには慣れが必要になるでしょう。
韓国語では、基本的に漢字もハングル文字で表記されます。しかし、学術資料をはじめとする専門分野の論文については漢字並記になっていることもあります。韓国語の翻訳を依頼するときは、漢字並記をどのように扱うか、指示を明確に出す必要があります。
前述の通り、韓国語では外来語もそのままハングルで表記します。英単語であれば、英語の発音をそのままハングルで表記するのです。もちろん、外来語にもそれぞれ韓国語に訳したものがあるため、外来語についてはハングル表記にするのか、韓国語に訳すのか、指示を出す必要があるでしょう。
韓国語の場合、ハングル文字だけで表記をするため、同音異義語が多数発生します。そのため、その言葉がどの意味で使われているのかを判断するためには、文章全体を読み、文脈から判断する必要があります。
韓国語には「分かち書き」というルールがあります。これは、単語と単語の間にスペースを入れるというもの。日本語の場合は、句読点で文を区切りますが、韓国語の場合はスペースで区切るのです。このスペースを入れる場所を間違えると、文章の意味が伝わらなくなることがあるため注意が必要です。
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