技術論文の翻訳(和訳・英訳)に対応する技術翻訳会社と、依頼する会社を選ぶ際のポイントについて解説しています。技術論文に限らず、安さ・早さ・品質に注目して技術翻訳会社を探したい方は、以下から当サイトおすすめ技術翻訳会社をご確認ください。
技術論文の翻訳を依頼する際、費用の安さのみで選ぶのではなく質も重視することが大事です。翻訳は内容を理解したうえで行わなければ、文章の解釈を変えてしまうおそれがあります。技術論文は単語の意味を理解するだけでなく、文章の前後から意図を読み取らなければならないのです。費用が高くなる理由はスタッフの質もありますが、一定の品質を担保するためのチェックを欠かさないことで品質重視を図っているからともいえます。翻訳された文章に対して一定のクオリティを求めたいのであれば、費用のみを追求することはおすすめできません。費用と質、どちらにも満足のいく翻訳会社を探しましょう。
翻訳会社を選ぶ際は、筆者の意図を読んで翻訳できる会社かどうかもポイントです。論文は専門用語も多く登場するのでその分野においての知識も必要ですし、筆者の意図を考えた翻訳も大切になってきます。同じ内容を翻訳したとしても、翻訳者の解釈違いやニュアンスの違いなどで全く別の文章に翻訳されてしまうこともあるのです。専門用語が多用される論文であるからこそ、解釈の違いがない丁寧な翻訳が求められます。最近では機械が翻訳することも多くなってきましたが、精度の面から見た場合、機械は意図をすべて把握して翻訳できているとはまだいえないでしょう。
翻訳会社を依頼する分野によって選ぶのも一つの方法です。どんなに大手の翻訳会社だとしても、得意不得意分野があります。もちろん大手は経験も実績も豊富なので、依頼する安心感が得られるかもしれません。しかし専門的な分野や論文の内容によっては、中小企業の方が得意としている場合もあるのです。実際に中小企業であっても官公庁や大手の企業などと契約をしているところもあります。翻訳会社を選ぶ際はつい大手に依頼してしまうこともあるかもしれません。しかしネームバリューや案件数などで判断せず、どんなジャンルの翻訳をしてもらうかで会社を決めることも必要です。
技術論文の翻訳に対応、専門家が翻訳対応してくれることが公式サイト上に明記されている会社の中から無料トライアルが可能な会社をピックアップ(2021年7月調査時点)
ケースクエア | 英訳:8円~ 和訳:8円~ |
公式HPでプランを確認 |
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NAIway(ナイウェイ) | 英訳:15.4円~ 和訳:20.35円~ |
公式HPでプランを確認 |
クリムゾンインタラクティブ・ジャパン | 英訳:8.5円~ 和訳:9.4円~ |
公式HPでプランを確認 |
アイコス | 英訳:要問合せ 和訳:要問合せ |
公式HPでプランを確認 |
コンテックス | 英訳:20円~ 和訳:25円~ |
公式HPでプランを確認 |
横浜ドキュメントデザイン | 英訳:要問合せ 和訳:要問合せ |
公式HPでプランを確認 |
翻訳ACN | 英訳:17.6円~ 和訳:22円~ |
公式HPでプランを確認 |
翻訳会社FUKUDAI | 英訳:17.6円~ 和訳:22円~ |
公式HPでプランを確認 |
翻訳料金は業界のなかでも安い水準となっており、英訳は1字/8円~、和訳は1単語/8円~(2020年4月調査)とリーズナブル。にもかかわらず、翻訳量が多い場合にはさらに割引もあります。翻訳は、実務経験の豊富な技術者や研究者、博士号や修士号を取得した高い専門知識を持つ専門家が行っているため、高い品質の翻訳を提供しています。無料トライアルで品質の確認も可能です。
引用文献や不明な個所やなどをコメントに入れていただけたので、とてもわかりやすく、大変助かりました。ありがとうございました。
英語マニュアルの和訳で頻繁にお願いしていますが、価格がとてもリーズナブルです。細かいお願いにも親切に対応してもらっています。
世界各国の言語の翻訳に対応しており、グローバルに活躍する企業をサポートしている翻訳会社。NAIwayで依頼した案件は手直しの必要がないほど、質のいい翻訳をしてくれると評判です。翻訳においては独自の品質管理システム(QAS)を導入しており、専任スタッフによる厳しいチェックを行ってから納品されます。また、そのような品質管理システムを導入しているにもかかわらず、納期は4000字以内であれば最短で3日と迅速な翻訳を行ってくれるのもポイント。
翻訳物については全体を通して修正をする必要がないところが気に入っています。また納品日数や料金に関しても問題がなく、今後もお願いしたいと思っております。
英語は勿論のこと、ポーランドやハンガリーなどの欧米、フィンランドやノルウェーなどの北欧などの、他社では依頼できないマイナー言語にも幅広く対応してくれます。
引用元:NAIway公式HP(https://www.naiway.jp/voice/)
翻訳サービスの国際規格である「ISO 17100:2015」を取得し、高いクオリティの翻訳を提供している翻訳会社。各分野に専門翻訳者を設置しており、依頼原稿と同じ分野の研究者や学位を取得した翻訳者が担当。とにかく品質を重視したいという場合も、迅速かつ丁寧な翻訳を行ってくれます。より正確さを求める場合はネイティブチェッカーを加えたレベル3の「クオリティ翻訳」がおすすめ。求めるクオリティによって価格が変動するシステムなので、スピード重視の翻訳や、高い精度が求められる分野の翻訳など、用途に応じて使い分けを行うことができます。
クリムゾン・ジャパンはよく利用していますが、仕事の質が非常に高いですね。翻訳のスタイルや正確さは期待を裏切りません。クリムゾン・ジャパンは、まさにヴィジョンを現実に翻訳してくれる会社です。
クライアントが希望するものを確実に届けるための努力が素晴らしいと思います。クリムゾンは自分たちの決めた枠内でしかサービスを提供しないといった翻訳会社ではありません。クライアントが何を望んでいるのかを把握して、それを満たすための最大限の努力をしてくれます。
引用元:クリムゾンインタラクティブ・ジャパン公式HP(https://www.crimsonjapan.co.jp/info/client-voice.html)
東証一部上場企業である「アイフィスジャパン」の100%子会社である翻訳会社。コーポレートやコンプライアンスにも上場企業の基準で対応していることから、セキュリティに対する意識が高いのが特徴。業界用語に精通しており、膨大な量と短期納品を実現している対応力が強みでもあります。また、翻訳の品質を担保する「ISO17100」を取得し、クオリティの高い翻訳を提供しているのもポイント。専門分野の翻訳実績が豊富な翻訳者やメーカーでの業務経験を持つ翻訳者など、柔軟なスタッフ体制を導入しています。医療や化学など技術論文の翻訳実績も豊富です。
毎回依頼内容に合わせて翻訳担当者を提案して頂けるのも安心です。納品後のカウンセリングもして頂いてるので、クオリティーの向上にも繋がりました。
引用元:アイコス公式HP(https://www.icos.co.jp/voice/)
元々は別の翻訳会社に依頼をしておりましたが、用語統一と納期が課題でした。医療は専門用語や弊社内で使いまわしている用語があるため統一が面倒でしたが、アイコス社では柔軟かつ適切に対応して頂き、なおかつ急な納期でも対応してくださいました。
引用元:アイコス公式HP(https://www.icos.co.jp/business/medical_chemistry_beauty.html)
コンテックスは、機械技術サービス会社として創業。産業技術翻訳の経験が豊富な技術者が多数在籍しており、技術文書の翻訳に特化しています。日英・日中・日韓の言語を中心に、さまざまな言語に対応。技術翻訳は使用目的・用途を常に意識した翻訳を徹底しています。翻訳者とチェッカ―によるダブルチェック体制で、高い品質を維持。翻訳支援ツールを積極的に利用し、短時間で良質な文章翻訳を行います。ネイティブチェックはオプションとなります。
むしろ、ここまでしていただけるんだ、ということでびっくりした。ヒアリングも2回していただき、方向性や、考え方を織り込んでいただいたということで、翻訳半分と強みの引き出しPRのアドバイザーとして、コンタクトも頻繁に取れて大変感謝している。(精密加工会社)
引用元:コンテックス公式HP(https://www.kontecs.com/voice/2446)
営業力が決め手です。期限も守ってくれて、コミュニケーションもバッチリでした。英文に忠実でした。(機械メーカー 営業部 Y様)
引用元:コンテックス公式HP(https://www.kontecs.com/voice/2162)
「品質で選ばれる翻訳会社」を目指し、高いクオリティの翻訳を提供している横浜ドキュメントデザイン。技術翻訳やマニュアル翻訳、ITや金融など、翻訳可能な分野は多岐にわたり、サービス内容が充実している会社です。翻訳においては分野別・言語別に細分化された独自の基準を満たした、専任の翻訳者が依頼を担当。翻訳語は校正・ブラッシュアップの工程を経て、十分な品質を確保したものを納品してくれます。品質を確保した「標準翻訳」、コスト重視の「ドラフト翻訳」に対応しており、ニーズに合わせたプランを用意しています。
同社に技術翻訳を依頼した方による口コミや評判の声は、見当たりませんでした。
創立から一貫して品質にこだわったサービスを提供している翻訳ACN。翻訳ACNでは、すべての依頼原稿にネイティブチェックを入れた品質の高い翻訳を提供しています。学術論文からカタログ、ウェブサイト翻訳まで各分野の翻訳に対応。なかでも論文系の翻訳に強く、正確かつ自然な翻訳を得意としています。論文翻訳に強みを持ち、なおかつ世界各地の言語翻訳に対応していることから、世界中の学者・研究者から絶大な支持を得ている翻訳ACN。ネイティブチェックのほか、目的に応じた形式調整まで行ってくれるため、品質重視の案件も安心して任せられる翻訳会社です。
これまでに8つのジャーナルで33篇の論文を発表しました。これらの論文は査読の段階で英文の不備を指摘されたことは一度もありません。 私は“翻訳のACN”に仕事に満足すると共に感謝しています。
海外、特に英語圏の雑誌への投稿では、英文添削を受けたとしてもレフェリーから「英語がわからない、不適切」とのコメントが帰ってくることが多々ありますが、ACNで校正をお願いするようになってからは、そのようなコメントはなく、研究内容に対するコメントがもらえるようになりました。
引用元:翻訳ACN公式HP(https://t-acn.com/voice.html#ex03)
各分野に精通した修士・博士号を取得している翻訳者が案件を担当し、満足度の高い翻訳を提供する翻訳会社FUKUDAI。翻訳者は厳しい実力テストに通過した、翻訳歴10年以上ものベテランぞろい。品質の高さはもちろんのこと、低価格による翻訳を提供しており、コストパフォーマンスに優れた翻訳会社でもあります。法人割引などの各種割引キャンペーンも実施しているので、膨大な量の翻訳を依頼したいという場合も快く引き受けてくれます。
なかなかの短時間で高品質で仕上げていただけてとても助かります。
また今後翻訳の案件があればお願いしたいと思います。
今後共どうぞよろしくお願いいたします。
(物流会社様中文契約書和訳)
「さすが!」と思わず独り言が出てしまいました・・・。
本当にありがとうございます。
時間の猶予もない状態で、あの量の翻訳を引き受けて頂いた事にまず心から感謝をしております。(インバウンド翻訳)
引用元:翻訳会社FUKUDAI公式HP(https://www.fukudai-trans.jp/voice/)
技術論文の翻訳に限らず、技術翻訳にはさまざまな分野があり、翻訳会社によって専門分野は違っています。当サイトでは、技術論文の翻訳を得意とする会社の他に、コスト・クオリティ・スピードの3つの特徴が優れている技術翻訳会社についても調査しました。対応している翻訳ジャンルや実績についても紹介しているので、会社選びの参考にしてください。
技術論文とは、技術翻訳の対象となる文書のなかでも、最も難易度が高いものと言っても過言ではありません。
そもそも論文とは、大学教授や研究機関の研究者達が、日夜心血を注いで重ねた研究をもとに書き下ろされる新説や新発見という類のもの。それこそ技術を進化・進歩させたり、時には歴史をも変える内容という場合もあるのです。
そのような性質をもつ技術論文の英訳・日本語訳は、はっきり言ってありきたりの翻訳者に任せるべきではありません。最低でも技術翻訳の経験や実績が10年程度ある翻訳会社を選ぶべきです。
より望ましいのは、20年以上のキャリアがある技術翻訳者や、機械工学系の修士・博士号やエンジニアとして実務経験のある技術翻訳者などです。もちろんそのような技術翻訳者は数が限られており、見つけ出すことは容易ではないかもしれません。ですが、前述の通り世の中を変える可能性を秘めた論文を、ありきたりの翻訳者に依頼してしまったことにより、正確に翻訳されず過小評価されてしまうといった事態は悲劇以外の何ものでもありません。
技術論文の英訳・日本語訳は、最上級レベルの経験・実績・バックグラウンドを持つ技術翻訳に特化した業者に依頼する、これが鉄則です。
ここでは、専門性が高い技術翻訳を依頼できる信頼性の高い会社として、下記4つの条件(比較表下に記載)に合致した3社を紹介。それぞれの強みや得意分野・専門分野についても解説していますので、是非チェックしてみてください。
※2021年6月調査時点
実務経験豊富な技術者、研究者、博士号、修士号取得者が翻訳
翻訳サービスの国際規格である「ISO 17100:2015」を取得
博士号、学位を持つ多数の翻訳者が対応